結婚相談所を開業する際、自分単独で会員を集めるのは時間がかかりすぎて効率が悪く、連盟を利用するほうが短期間で稼げるようになるのは言うまでもないでしょう。
結婚相談所の連盟はいくつかあり、加盟するのはどの連盟が良いのか迷ってしまう方も多いと思います。
ロイヤリティーはゼロなので、実際はフランチャイズビジネスではないのですが、分かりやすく「フランチャイズ」と表現しながら解説していくことにします。
おすすめの結婚相談所連盟5選を人気順にランキング
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連盟おすすめランキング個別解説
結婚相談所開業のフランチャイズ連盟とは?
結婚相談所を独立開業しようと考えているあなたは、どの結婚相談所の連盟に加盟すれば良いのか迷っている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、各連盟における特徴や料金など、より具体的に解説していきます。開業後、しっかりと稼ぐことができて、連盟への加盟資金を損しないように事前にチェックしましょう。
仕組みやお金の流れ概要とは?
まずは結婚相談所の連盟の仕組みやお金の流れについて解説していきます。加盟しようと思うと、それなりの投資額になりますので、加盟金額次第でどの連盟にすべきか決める人もいるでしょう。
結婚相談所開業時に連盟加盟だとどのぐらい費用が必要?
画像出典:IBJ
各連盟に加盟すると、以下のコストがかかります。
・加盟金
・ランニングコスト(月会費)
・会員登録料や会員維持費
この費用について具体的に解説していきます。
結婚相談所開業時の連盟加盟料はいくら?
画像出典:IBJ
加盟料は各連盟によって差があります。
これから紹介する「おすすめの連盟」にて金額は具体的に挙げていきますが、加盟金が少額のところは約60万円、高額になると200万円を超えます。
どの連盟も、毎月「研修会」を実施して、仲人のスキル向上に貢献していますので、その研修会、講習会の内容は事前に確認しておきましょう。
仲人業が初めてでも安心のサポート体制がありますので、あなたに合う連盟を選びましょう。
連盟は毎月経費がかかるの?
加盟金だけでなく、毎月のランニングコストもかかります。
いわゆる「システム利用料」と呼ばれるものです。
どの連盟も、およそ8,000円〜15,000円。
さらに「会員維持費」と呼ばれる料金もあり、これは会員登録一人あたり500円など請求する連盟もあります。
このランニングコストを無視した状態で料金プランを設定すると、利益が少なくなるので料金設定を考えるときは、ランニングコストとの兼ね合いを意識しましょう。
結婚相談所開業でフランチャイズ連盟を利用するメリット
開業後、各連盟を利用するメリットはどのような点があるのでしょうか?
「加盟金が高いからやっぱりやめようかな……」
と躊躇した人はぜひ参考にしてみてください。
結婚相談所開業してすぐ全国の会員データベースを利用できる
連盟に加盟する最大のメリットは、全国の会員データベースを相互シェアできることです。
IBJやTMSを例にすると、会員数が約8万人以上もいるので、その中から自分の会員を紹介できる点は非常に強みです。
本業/副業に関わらず、真剣に結婚相談所を運営するのであれば、連盟の利用は必須といっても良いでしょう。
結婚相談所開業して連盟を利用すると本当に稼げる?
連盟を利用すると本当に稼げるのでしょうか?
加盟金を見ると、ある程度まとまった自己資金が必要で、
「元を取るのに何人集客しないとダメなんだ……」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、加盟せずに数人は集客できたとしても、紹介できる相手がいなければ、会員はすぐに退会してしまいます。それでは経営が安定せず、長続きもしません。
結婚相談所を開業するなら、連盟というネットワークに入ってこそたくさんの会員を紹介できて自社のブランド力も保てるのです。
結婚相談所開業後に連盟の集客サポートやセミナーは?
連盟に加盟すると、集客やノウハウなどの知識は定期的に提供してくれます。
「加盟金を払ったらほったらかし!」
ということはないので安心です。
・入会時のマニュアル提供や集客テクニック
・入会に必要な契約書類のひな形や書き方
・集客後(入会後)のサポートの仕方
・会員とのトラブルやクレームがあったときの対処法
・月会費請求時の「口座振替依頼書」のシステム化
・結婚相談所業界の動向や最新情報
・上手くいっている結婚相談所の事例共有やセミナーの開催
・仲人間の情報交換会…etc
このように連盟は、開業から運営いたるまで様々なサポートを行ってくれます。経営に困ったときのお助け役としても有効活用できるのです。
結婚相談所開業してフランチャイズ連盟を利用しない独立開業のケース
各連盟を利用しない独立開業のケースを見ていきましょう。
・お見合い相手をどこで探す?
・連盟に加入しないデメリット
「加盟金の支払いができない」※
「頼らずに頑張ってみたい」
という人に向けて情報発信していきます。
(※加盟金は分割支払可能です。一括支払いにこだわる必要はありませんので、ご希望の方は事務局に相談してみてください。)
結婚相談所開業したらお見合い相手をどこで探す?
連盟を利用しない場合は、全てあなたのネットワーク(人脈)だけで相手を紹介していかなければいけません。そのため、結婚相談所を始めるとしたら一気に「結婚願望のある独身者」を集める必要があります。
想像してみるとおわかりの通り、たった一人や二人集めただけでは紹介にも限界があります。
お見合い相手の探し方は、インフルエンサーでもない限りSNSやインターネットで一気に集めることは不可能に近いです。
結婚相談所開業の際に連盟に加入しないデメリット
連盟に加盟しないデメリットとしては、以下の通りです。
1.紹介に限界がくる
連盟に加盟していれば数万人の中から紹介できるものの、加盟しなければ自分の人脈だけが頼りです。これが最大のデメリットともいえます。
いくら人脈があったとしても、「結婚願望のある独身者」を見つけるのは、実は容易ではありません。
連盟に加盟していれば、たとえ会員が一人の状態でも紹介相手はいるので、自信を持って経営に励めます。
2.結婚相談所業界の情報に疎くなる
筆者は結婚相談所を経営し、6つの連盟に加盟しています。開業した当初は1つの連盟からでした。しかし、結婚相談所の経営にハマっていくと同時に、連盟を増やす結果となりました。
これにより自然と知識も増えて、結婚相談所業界に詳しくなりました。当然、集客にもつながっています。
連盟に入らなければ、情報に疎いままだったでしょう。本気で結婚相談所経営を考えて、末永く続けていくためにはある程度の知識も必要なのです。
結婚相談所の独立開業に向いている人
結婚相談所の経営に携わるからには、少なからず儲けたいはずです。そのため、結婚相談所の独立開業に向いている人の特徴を見ていきましょう。
とはいえ、以下の解説に当てはまる要素がなくても、やる気だけで突破できる人は沢山います。
「向いている人」例にこだわらず、参考程度に見てください。
結婚相談所など婚活した経験がある
分自身が結婚相談所を利用し、成功体験をもっている人です。
自分の成功体験によって説得力も増すでしょう。自分が幸せな経験をしたことを、これから婚活を始める人に向けて伝えることは仕事へのモチベーションにもつながります。
結婚相談所を開業した人で、ご自身が結婚できので開業してみたという方は割と多く存在します。
結婚相談所開業して人の幸せに立ち会いたい
人の幸せをつなぐ仕事に魅力を感じ、社会や地域に貢献したい、という貢献意識の高い人も向いていると言えるでしょう。
社会問題となっている未婚率の上昇に伴い、婚姻率の低下や少子化にも影響が出てきました。
その中には、出会いがなく真剣に困っている独身者も数多くいます。結婚相談所は、そのような人に適切なアドバイスを行い、結婚相手を見つけて幸せを感じてもらえる職業です。
結婚相談所を経営するとわかりますが、初回のカウンセリングでは表情が暗かった人も、成婚時には想像もできないほど輝かしい笑顔を見せてくれます。
この笑顔を見られるだけでも、「結婚相談所を経営して良かった!」と思える魅力の一つです。
結婚相談所開業して自由な時間を得たい
会社に縛られ、時間から時間をきちんと勤め上げる毎日に、窮屈感や義務感を感じ、消化試合をしているような無力感を感じる方も多いでしょう。
自由で柔軟な働き方ができれば、自分の思い通りのライフスタイルを実現できるようになり、活力が蘇ってくるはずです。
現在、結婚相談所を経営している私は、パソコンとスマートフォンがあれば、時間も場所も選ばずに仕事ができる環境です。
会員とのやりとりはLINE一つで完結するので、いわゆるノマドワーカーとしての自由を得られました。
このように働き方を自由に選択したい人にとって、結婚相談所経営は向いているといえるでしょう。
営業やマーケティング経験が結婚相談所開業に活かせる
営業やマーケティング知識があり、結婚相談所事業に興味がある人は結婚相談所の開業に向いています。
具体的に結婚相談所の経営を安定させるためには、2つのポイントがあります。
一つ目は「入会者の確保」です。
これは営業スキルが必須。
相談者の心に寄り添って、素晴らしいカウンセリングができたとしても「入会」してもらえなければ意味がありません。
つまり事業である以上、結婚相談所には営業の側面があることも忘れてはいけません。
二つ目はサポート力です。
入会させる営業力があったとしても、サポート力が弱ければ、会員はすぐに退会してしまいます。
経営の観点からいくと、月会費と成婚料という売上を得られないわけです。
この状態が続くと、「入会者の確保」に追われて、経営が安定しません。そのため、しっかりとカウンセリングを行い、成婚に導くサポート力も求められるのです。
カウンセリングやコンサルティング経験が結婚相談所開業に活かせる
人から相談されることが多いので、お役立ちに興味がある人。
私が結婚相談所を始めたきっかけは、過去を振り返ったときに「いろいろな人から恋愛相談されることが多かったから」という思いつきから始めました。
あなたはどのような理由から、結婚相談所経営に興味を持ったでしょうか?
結婚相談所は人と人をつなぐ仕事で、いろいろな人が相談に来られます。
もちろん、ハイスペックだったり、美人ばかりではありません。いろいろな人と柔軟に対応できるカウンセリング力がある人は、結婚相談所の開業に向いているといえるでしょう。
結婚相談所独立開業で成功する人の特徴
どのような人が、結婚相談所経営に成功しやすいでしょうか。
実際に、在籍会員数が300名を超える仲人の特徴を見ていきましょう。
結婚相談所開業は人間関係とヒヤリング力が大事
結婚相談所の仲人といえば、「おせっかいおじさん、おばさん」を想像するかもしれません。
しかし、上から目線でアドバイスするだけでは、入会や成婚につながりません。
自ら一方的に話すだけでなく、相手が潜在的に何を思っているかを察知して、しっかりとヒアリングできる仲人は成功できます。
結婚相談所会員の気持ちに寄り添う
結婚相談に来る独身者は、「恋愛経験の少ない人」が多い傾向にあります。そして、仲人は、その気持ちに寄り添わなくてはいけません。
例えば、恋愛経験の多い仲人が、「なぜモテないかわからないんだけど? 普通に口説けばいいのでは?」と、相手の気持ちを無視した抽象的なカウンセリングを行うと、入会にはつながらず収益化は難しくなります。
つまり、相手の恋愛や結婚観に寄り添える仲人が、成功しやすいといえるでしょう。
結婚相談所会員の多様な価値観に理解を示す
結婚相談に来られる人の価値観は多種多様です。
「そんな考え方で本当に幸せになれると思ってるの?」
と感じるような相談も多々あります。
しかし、そこは誠実に対応し、相手の気持ちに寄り添ってカウンセリングを続けなくてはいけません。
明らかに間違っていることはアドバイスを伝えますが、仲人自身があまり自分の我を出さない、というのも結婚相談所経営を続ける上で大切な要素です。
いわゆる、忍耐も必要です。
結婚相談所開業に関するまとめ
人間に興味があり、サポートすることに喜びを感じる人が、事業の成功につながりやすいと言えるかもしれません。
人の幸せや社会問題の解決に貢献しながら、頑張り方次第で自分の収入を増やし、柔軟度の高い自由な時間で働くことができる、という魅力を求める方が結婚相談所開業に向いていると思います。
そのため、スモールスタート、ベイビーステップが大事だと思います。小さいスタートして、大きく育てていく、というビジネスモデルが結婚相談所開業に求められる考え方です。
いきなりドカンと儲けたい稼ぎたい、という方には向いて無いかもしれません。
でも結婚相談所の開業に興味があるなら、まずは小さな一歩を踏み出してみると良いと思います。
結婚相談所の開業でよくある質問(FAQ)
Q:結婚相談所の開業に必要な資格はありますか?
A:ありません。
しかし、心理カウンセラーや婚活カウンセラーの資格は取得していたい方が、開業後のサポートがスムースです。
→婚活カウンセラー資格取得講座(IBJ)
Q:結婚相談所開業にあたり関連法令は何ですか?
A:
- 特定商取引法
- 個人情報保護法
- 消費者契約法
- 景品表示法
これらについての詳細は、連盟の開業プログラムで教えてもらえるので安心です。
Q:開業にどれくらいの初期投資が必要ですか?
A:・加盟金:個人160万円/法人320万円
これ以外に契約内容によって、システム利用料など連盟によって金額は違いますが2万円〜5万円ほど必要です。
Q:結婚相談所の主な収益源は何ですか?
A:
- 入会時の初期費用:約10万円
- 会員が活動している間の月会費:約1万円〜2万円/月
- 成婚退会時の成婚料:10万円〜20万円
(※)お見合料やパーティー参加費を別途課金する相談所もあるようです。
Q:結婚相談所の運営で最も重要なことは何ですか?
A:集客です。
お客が不在であればビジネスが成り立ちません。
ブログやSNSで集客しているケースが多いようです。
アナログなやり方だと、ポスティングやビジネスカード配りなど、地道に行うこともあるようです。
Q:加盟連盟を選ぶ際のポイントは何ですか?
A:集客を見据えたブランド力かまたは、低コストでのスタートかを選ぶことになります。
目的に応じて選択が違ってくるでしょう。