女性20代後半〜30代前半の年齢は、周りの結婚度や出産リミットから強く結婚を意識するものの、中々結婚に至る出会いがなかったりします。
友達や親族の手前、ネット婚活や結婚相談所はかっこ悪いなどと「周りの目」を気にして、友達からの紹介や合コンを当てにしても、そこから結婚出来る出会いに発展するのって、かなり難易度高いですよね。
また、彼氏はすぐ出来るので恋愛は途切れないのだけど、いざ結婚となると
「どうもしっくりこない」
「恋人には良いけど、結婚する相手ではない」
という不安が、結婚へ進むことをためらわせます。
また、どのようにして結婚相手を見つけるのでしょうか?
3人のとんでもない彼氏との経験から、婚活するまでの体験談です。
①とんでもない束縛男
とにかく他の男性と接触することを嫌い、
私が電車で男性の隣に座るだけでも怒り出した。
幸い私の職場が女性が中心で、スタッフは女性ばかりで客もほとんどが女性だったので良かったが、それでも時折男性とやりとりするようなことがあると、一切の個人的なかかわりが無いということを懇切丁寧に説明しなければならなかった。
また、毎日必ず電話で話さないと気が済まなかったらしく、付き合いはじめの頃は良かったのだが、だんだん負担に感じるようになってきた。
LINEをブロックし電話を着信拒否しメールアドレスも変えたが、
ストーカーまがいのことをされるようになった。
実家の父にガツンと言ってもらって、ようやく関わってこなくなった。
②貯金がないのにプロポーズしてきた男
ちょうど27歳ごろで時期も良く私もその気だったのだが、
あまり彼のことを知らなかったのでプロポーズを受ける前に真面目な話をする機会を設けた。
その時点で彼が嫌そうな顔をしたので、ちょっと引っかかるものがあった。
案の定、いざ話をしてみると気になる点がいくつか出てきた。
まず、貯金がほとんど無かった。
そして年収をどうしても言いたがらず、渋っていたのも気になった。
「言わなきゃプロポーズは受けられない」
と言うとしぶしぶ口を開いたが、確かに高いとは言い難い年収だった。
ただ、これだけならば
「そういう事なら結婚しない」
とは言わなかっただろう。
問題は子どもは欲しいか欲しくないかという家族計画の話になった時に、私が望むなら、と言ったのだ。
自分がどう思っているのか言わなかったのが引っかかり問い詰めたところ、自分は子どもなど欲しくない、父親になりたいとは思わない、と答えた。
この日、私の中では「この人とは家族にはなれない」という確信が芽生え、結局プロポーズは受けず破局となってしまった。
③遅刻癖のある学生時代の彼と復縁したが…
遅刻癖のある彼の方で、同窓会でバッタリ出会って私がフリーだと知ると
「もう二度と遅刻しない」
と言って猛アプローチをしてきた。
結婚目前で破局した私は内心焦っていた。
遅刻癖以外は相性も良く、
一緒にいて楽しかった彼と復縁することにした。
しかし、これが大きな間違いだった。
学生時代は恋人としてしか見ていなかった彼が、今度は結婚相手として見るようになったことで、また色々と気になり始めてしまったのだ。
彼は稼ぎも悪くなく安定した仕事に就いており、
子どもも好きで自分の子どもが欲しいと言う人だった。
しかし、金銭感覚が大きくずれていたのだ。
また、学生の頃はさほど気にならなかった、好き嫌いの多さも気になるようになった。
全てが「一緒に生活する」ことと、
「一生を共にする」ことを前提として捉えるようになり、
そうなると彼の言動や習慣のひとつひとつが妙に引っかかった。
挙句、LINEに無駄にスタンプが多いことが癪に障るようになり、LINEを見ては「腹が立つ」と親友の由香に愚痴をこぼしていたのだ。
そして、この人と結婚するのは無理、と思い始めてからずっと「いつ、どうやって別れようか」と考えて過ごしていたのだ。
そして、だらだらと2年も付き合ってから、31歳の誕生日前にようやく別れを切り出したという顛末だった。
一緒にいる分には楽しく話も合い、宣言通り外的要因が無い限りは遅刻しなくなったので、情もありなかなか別れを切り出せなかったのだが、このままいくとプロポーズされるかもしれないという恐れがあり、実際に将来の話をされることが多くなってきたので、早くケリをつけなくてはと思った。
別れを切り出すと、意外にもあっさりと「分かった」と言われた。
私の心が自分に向いていない、ということに薄々気付いていたらしく、驚いてはいなかった。
31歳から結婚相手を見つける方法
こうして晴れて独り身となったのだが、気付けばもう31歳だ。
結婚願望があるからこそ結婚できないと思った彼と別れたので、
結婚相手を見つけなければならない。
アラサーになると急に結婚へのハードルが上がるとはよく耳にしたので、私は焦っていた。
勤務先には男性はいないし、仕事で出会いは期待できない。
趣味はひとりでできることばかりで、職場以外のコミュニティが無い私には出会いのチャンスが無かった。
こうなると、自ら出会いに行くしかない。婚活だ。
マッチングアプリが流行っているらしい!
そんな私にはひとつ気になる婚活があった。
それがマッチングアプリだ。
知人夫婦がマッチングアプリで知り合って結婚し、
とても仲が良いので、上手くいく例を見ていたので興味があった。
しかし、ネットで見知らぬ相手と出会うのはなんとなく怖くて抵抗があった私は、
なかなかマッチングアプリに手を出せずにいた。
そんなある日、知人会う機会があったので、婚活中であることを伝えた上で、
マッチングアプリに興味があるけれど怖いという気持ちがあると言ってみた。
すると
「私たちが使ってたマッチングアプリはちゃんと本人確認があるし、
サクラや営業目的や危ない人は通報できるようになっていて取り締まっているから安心だったよ」
と言ってくれた。
私は友人が使っていたマッチングアプリを始めてみることにした。
プロフィールを入力して写真を設定して、
それから自分が興味のあること、好きなことを選んでいき、更に相手に求める条件などを入力した。
するとほどなくして、男性から「いいね」が入った。
次から次に男性からアプローチが入って正直驚いた。
中には「かっこいい!」と思うような男性がいたり、年収などの条件が素晴らしい男性がいたりしたが、いまいちしっくりこない。
メッセージを送ってくれた男性もちらほらいたので、そういった人には返信する形でやりとりを開始したが、それでも実際に会うところまでは進展しなかった。
その旨、友人に話をしてみた。
「どんな人と結婚したいって考えるよりも、自分がどんな家庭を築きたいのか、
どんな人生を歩んでいきたいかってっことを考えてみたら?」
なるほど、その発想はなかった。
私は自分がどんな家族に囲まれて、どんな人生を歩んでいきたいか考えることにした。
自分と価値観の合う男性だけを引き寄せる方法
私は仕事が好きだったので、仕事は辞めずに続けたかった。その上で子どもは2人ぐらいは欲しいと思っていたので、保育園に預けて共働きしていきたいと考えていた。
それから犬が好きなのでペット可の物件で犬を飼うことも叶えたかった。
このように色々考えると、マッチングアプリのプロフィールを書き直した方が良いということに気付いた。
とりあえず入力してみたプロフィールや条件などを見直して
「私はこんな人なので、こんな私に興味をもってくれる人はぜひ声をかけてください!」
というアピールに変更した。
好きなことや興味のあることも、本当に結婚相手と共通してほしいものだけに絞ってみた。
その結果、男性からのアプローチの数は減ったが、気になる人がぐっと増えた。
3人の男性とやりとりするようになり、実際に会ってみると、そのうちの1人とビックリするほどウマが合った。
初めて会った時から緊張せずに話ができて、時間が経つのが速いと感じた。不思議な居心地の良さも感じた。
それから何よりも良かったのが、相手も結婚相手を探しているというところだった。
初めて会った時から、結婚観や人生観、それから家族観について話すことができた。
子どもはほしいかどうか、仕事はどうしたいか、どこに住みたいか、どんな人生を送りたいか、そんな話をいきなりすることができたのだ。
その上で彼は、私をそのまま受け入れてくれた。仕事に情熱を注ぐ私が魅力的だとも言ってくれた。
2回目のデートで彼から結婚を前提に交際を申し込んでもらい、二つ返事でOKした。
それから何度かデートを重ねたが、彼との関係はとても良好で、どこも気になる点が見つからなかった。
結婚を前提に、ということもあり、早いうちに互いの両親にも紹介しあったのだが、彼の両親はとても良い人で、私の両親も彼のことを気に入り、両家の両親もあっという間に仲良くなった。
出会ってわずか半年でプロポーズ
そして出会ってから半年で、彼は正式にプロポーズしてくれた。
「プロポーズなんてわざわざしてくれなくても・・・」
と照れる私に
「いや、やっぱりプロポーズはちゃんとしとかないと、思い出がひとつ減っちゃうじゃん」
と言って、一緒に選んだ婚約指輪を薬指にはめてくれた。
結婚する相手には何の引っかかりもなく、不安もない、と先に結婚していく友人たちが話すのを聞きながら、過去に付き合ってきた男性たちを思い浮かべて
「そんな人いるのかな。誰だって少しは気になる点があると思うんだけど・・・」
と疑っていたが、本当に彼には何の引っかかりも感じなかった。
母からも
「ちょっとでも気になることがある人とは結婚しちゃダメ。絶対うまくいかない」
と言われていたが、それも振り返ってみるとよく分かるような気がした。
彼とはうまくいく。
そんな確信があった。
かくして私の婚活は半年で終わりを告げた。
結婚式の準備で忙しい毎日をとても幸せに感じている。
アラフォー女子婚活のまとめ
こうして読んでみると、人それぞれ、色々な思いを抱えて生きているんだなー、と改めて感じました。
中々先に進めないときって、つらいですよね。
必ずしも結婚するだけが理想の人生ではないですが、一度しっかりと正面から問題を捉えて、チャレンジしてみると新しい自分を見つけられる気がするのは誰でも同じではないでしょうか。
主人公は恋愛を繰り返してきた中では、「結婚」にたどり着く出会いはなかったものの、本気で婚活して試行錯誤するなかで、新たな道を自分で切り開いていきました。