結婚相談所のマナーについて徹底解説!現職仲人が語る少しの配慮で短期成婚できる方法

結婚相談所のマナーについて徹底解説!現職仲人が語る少しの配慮で短期成婚できる方法

結婚相談所には独自のマナーやルールがあり、知らない方にとってはどう対処して良いのかわからない不安を感じてしまうものです。

またマナーは活動に直接影響を与える可能性があり、とても大事なため知っておいて損はない暗黙知といえます。

婚活をスムースに進めるため、現職仲人の筆者が結婚相談所の基本的なマナーやルールについて、分かりやすく解説しています。

婚活をこじらせないためにも、婚活のマナーを理解してスムーズに成婚を目指しましょう。

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結婚相談所のマナーは仲人が教えてくれる

マナーに自信がない人は結婚相談所で婚活をすれば、お見合いや交際中のマナーはメッセージで相談できますし、対面でもレッスンを受けることができます。

これまで婚活が上手くいかないという人はマナーを知らないだけかもしれないので、良い印象を持ってもらうためにも、結婚相談所を活用して仲人のサポートをどんどん受けましょう。

マッチングアプリだと恋愛経験が少ない場合、ご自身で試行錯誤する必要があり、ご苦労される場面だと思います。恋愛経験あるかたは、ご自分で乗り越えていけるのでしょうけど。

それでも友達に出会うのと、結婚相手に出会うのでは、出会いの質が大きく違うため恋愛経験豊富な方でも、結婚にたどり着くのは難しいと感じています。

マッチングアプリで出会いはあるけど結婚まで進めない方は、一度立ち止まって結婚相談所の無料カウンセリングを受けてみると、ご自身に足りないものが見えてくるかもしれません。

データマッチング型結婚相談所ではマナーを教わらない?

データマッチング型結婚相談所では、仲人型のように手取り足取りは教えてくれません。

オンラインやチャット、メールでのサポートがメインとなり対面でカウンセラーと向き合う機会がないため、マナーを教えてもらうのは難しいかもしれません。

マナーが不安な方や自信がない方は、対面店舗型の仲人型結婚相談所が向いていると言えるでしょう。

お見合いマナーについて

お見合い時のマナーについて見ていきましょう。
第一印象から会話の内容まで、交際率がアップする方法を解説していきます。

お見合いの際の服装や持ち物は?

◆女性のマナー

女性は明るめの色を基調としたワンピースやブラウス、スカートがマナーです。男女ともに、ジーンズなどカジュアルな服装は避けましょう。

お見合いはホテルのラウンジで行うことが多いので、周りと浮かないようなファッションが大切です。

◆男性のマナー

お見合いの服装は、男性はスーツの着用がマナーです。スーツとワイシャツに汚れがついていないか、サイズはピッタリかどうかをお見合い前に確認しましょう。

既製品を買った場合、サイズが身体に合っていない可能性もあります。スーツはできればオーダースーツがおすすめです。スーツを持っていない男性は、ぜひ検討してみてください。

お見合いの場所や時間に遅れた場合は誠実に謝罪

お見合いに遅刻してきたときは、あいさつを済ませたら素直に謝りましょう。
数分遅れの遅刻でも気分を害する人はいます。言い訳をせずに誠意を持って謝れば問題ありません。

慌てないためにも、お見合いの30分前にはラウンジに到着し、相手のプロフィールを最終チェックするなど、心に余裕を持ったスケジュールでお見合いに挑みましょう。

お見合い会話のタブーはお相手の婚活話し

お見合いに成功するためには「言ってはいけないこと」を、必ず理解しておく必要があります。

例えば、相手のこれまでの婚活状況やお見合いの回数など、二人の話題に関係ないことを話して評価を落としてしまっては、なんのためのお見合いかわからなくなります。

相手をよく知りたいのか、相手を選別するために探りを入れたいのか、その動機が大事です。
もちろん、婚活の目的は交際する可能性を視野に入れ、お相手をよく知ることを目的とするべきだと思います。

一期一会(いちごいちえ)
茶道の言葉で、一回きりで最後の出会いだという観点から、その出会いを大事にすると言う意味です。
お見合いでもその精神が大事なのではないでしょうか。

そのため、相手の趣味や特技、休日の過ごし方など、二人の共通点を見つける話題を心がけましょう。
たった1時間のお見合いを気持ち良く過ごせるような関係を目指しましょうね。

お見合い会話の言葉遣いは丁寧に

お見合い中は丁寧語で話すのがマナーです。

仲良くなろうとして親密さを強調しタメ口で話す人もいますが、親しさと馴れ馴れしさを履き違えていると思います。

まずはお互い礼儀を大切に、相手が不快な想いをしない言葉使いが大切です。

会話のタブーと同様に、お見合い中は感じの良さとお相手と適度な距離感/思いやりのある距離感が求められます。

まだ1時間しか話していないから、相手のことをもっと知りたい
と思われるためにも笑顔と共感を忘れずに、お見合いから交際につなげましょう。

結婚相談所のプロフィールマナーについて

プロフィールのマナーについて見ていきます。

「ぜひ会ってみたい!」と思われるためには、プロフィールの見せ方にも工夫が必要です。お見合いできる確率を高めるためにも、ぜひチェックしてみてください。

プロフィール写真は最も大事な武器

第一印象を決めるプロフィール写真は何よりも重要です。
結婚相談所は本気で結婚したい人だけが集まっているので、なるべくフォトスタジオでの撮影を行ってください。

どこの結婚相談所も、おすすめのフォトスタジオを紹介してくれます。

また最近は、結婚相談所と提携している出張写真撮影サービスがあります。
写真撮影サービスおすすめ5選!

服装は、男性はスーツ、女性はお顔が明るく見えるように黒系の暗い色は避けて、明るいファッションにしましょう。

フォトスタジオで撮影すれば、撮影時はあなたに合ったポーズをリクエストしてくれます。その通りポーズすることで、異性ウケの良い魅力的なプロフィール写真になるでしょう。

プロフィール紹介文に見栄を張るのはNG

プロフィールの自己紹介文は、なるべく見映えを良くしたいものです。しかし、自分の趣味や特技ではないものを書き出すことはおすすめしません。

特に女性に多いのが、ヨガやエステなど「健康と美に気をつけてます」と、アピールをする女性が多いです。実際に頻繁に行っていれば良いのですが、月に1度もしない場合は趣味の欄などに書くのをやめましょう。

お見合いの席で、その質問をされたときに「実はそんなにしていないんですけど……」と言って、場の雰囲気が悪くなるのはよくある話です。

相性の良い出会いを見つけるためにも、趣味や特技は素直に書くのがマナーです。プロフィールの書き方に不安なところがある場合は、婚活カウンセラーに聞いてみると、良いアドバイスが受けられます。

コミュニケーションのマナーは質問にあり

お見合いは、相手のプロフィールに書いてあることを探りながら進めていきます。コミュニケーションのマナーとして、質問するときはあなたが話せそうなこと、興味があることを質問しましょう。

全く興味もなく、苦手なことを質問して会話を詰まらせても共感は生まれません。例えば、旅行やドライブが好きなら、「最近はどこに行ったのか?」「これから行ってみたい場所」など、お互いにテンポよく会話できる内容で話すのがマナーです。

交際相手とのコミュニケーション頻度は?

お見合いから交際につながったあとのマナーについて見ていきましょう。

交際につながったからといって油断は禁物です。
「これからが本番!」という意気込みで交際を楽しんでみてください。

相手に対するメッセージの書き方や頻度は?

メッセージの頻度や書き方は、相手に合わせるのが一般的なマナーです。最近では、LINEなどのメッセージアプリを使うことがほとんどですが、連絡先を交換した早々、やたらと長文だったり、スタンプの連打をしてくるような人だと、違和感が半端ありません。

まだ交際したばかりの頃は、基本的にメッセージは3行以内にして、相手からのレスポンスが遅かったとしても、追いメッセージをするのはやめましょう。

結婚相談所であれば、ファーストコールの段階でデートの日時を決めるのが一般的なので、初デートの際に二人で、メッセージの頻度など価値観を合わせることをおすすめします。

返信タイミングのマナーは?

相手からメッセージがきたら、あなたのタイミングで良いので1日以上は空けないように返信するのがマナーです。返信が空きすぎてしまうと、相手から「興味がないのか……」と不安にさせてしまいます。

一方、相手からのレスポンスが悪かった場合においては、イライラして相手に怒りをぶつけるのも良くありません。相手のレスポンスが悪いと判断したときは、デート日時だけはしっかり決めておいて、デート当日を思いっきり楽しみましょう。

会ってもいないのに、メッセージで怒らせてしまってフラれる人もいます。だからこそ、まずは相手本位でやりとりすることが大切です。どうしても気になった場合は、デート中にさりげなく聞くようにしましょう。

真剣交際で聞きにくいことを質問

仮交際から真剣交際につながったら、今まで以上に、結婚に向けて話し合いを進めていきます。このとき、「真剣交際につながった=結婚できる」と考えて、いきなり図々しくなる人がいます。

「本性を表した?」と思えるほど変わってしまう人もいて、お断りされてしまう人もいるので注意が必要です。

具体的に、女性の場合は、
「結婚したら持ち家買ってくれますか?」
『生活費は全額渡してくれますか?」
「車は買い替えてくれますか?」
と、お金のことをズケズケと聞いてきます。その心理としては、結婚生活に安定を求めているのでしょう。

男性の場合は、
「実家で親と同居してくれますか?」
「実は貯金がありません」
「仕事辞めたいと思っています」
などと、当初の予定とは違った不安を煽るような発言をします。真剣交際につながったから認めてもらえると思うのでしょう。

上記の内容は本当にあった話で、どれも不安を感じて成婚を躊躇されました。婚活カウンセラーを交えてしっかりと解決した事例もあれば、「話が違う」とお断りされたこともあります。

しかし、結婚前に聞いておきたいことはあるはずです。お金やこれからの生活について、価値観を合わせていくべきところはあるからです。
このときのポイントとして、「切羽詰まった表情で言わない」ことです。

言いにくいことを言うときの表情は、まさに鬼気迫った状態で、「私の言う通りにできなかったら許さない!」という迫りようです。
これでは、相手もビックリしてさらに不安になってしまいます。伝えたいことがあるときは、あくまでポジティブに、そして笑顔で……。

「私と結婚しても安心だよ」と思えるような伝え方をしましょう。仮交際中にあなたと一緒にいて楽しかったので、パートナーは真剣交際に進みました。その期待を裏切らないように、これまでの信頼を大切にしましょうね。

禁止事項について

結婚相談所には禁止事項が存在します。
禁止事項を行うと、強制的に退会という措置が取られたりしますので、注意が必要です。

また禁止事項は結婚相談所によって違いがありますが、多くは連盟ごとに決まりがあります。

結婚相談所入会中に二人で旅行はあり?

「成婚の定義」は結婚相談所によって様々です。必ず入会前に確認しましょう。

例えば、口約束や婚前交渉、宿泊を伴う旅行、プロポーズ、婚約などが該当します。二人で旅行をするのはありですが、「宿泊を伴う」と成婚扱いになる結婚相談所もあるのです。

その理由は、婚前交渉はNGとされていて、宿泊を伴うとそのような状況になると考えるからです。

トラブル回避の観点から、活動中の宿泊を伴う旅行は禁止と明確に謳っているのはIBJです。

婚前交渉はNGなの?

結婚相談所は「婚前交渉=成婚」となるところがほとんどです。このようなルールを伝えると、「もし成婚後、身体の相性が悪かったらどうするの?」などという話になります。

もちろん身体の相性も大事なことですが、結婚相談所が関われるのはプロポーズまで。その後、結婚するまでの間に本人同士ですり合わせが必要なこともあるかもしれません。

また結婚相談所は、結婚を目指した出会いを誠実に貫くという使命があります。マッチングアプリや婚活パーティーのように、「何目的で出会うのかわからない状態」であれば、結婚相談所の信頼性が保証できません。

婚前交渉が成婚になるのは、「身体目的の出会いを排除するための安全措置として設けられたルール」という位置づけによって、結婚相談所は機能しているのです。

契約内容の変更や解除の場合は?

結婚相談所の料金プランを変更したり、休会、退会の申し出が必要な場合はどうしたら良いのでしょうか? 

まず、契約は毎月更新で月会費やお見合い料が口座振替やクレジット決済によって支払われます。そのため、契約している結婚相談所によって請求の締め日があるので、それまでに申し出るようにしましょう。

締め日に間に合わなかったら適用されないので、担当の婚活カウンセラーには余裕を持って相談するようにしましょう。

料金の支払い遅延やキャンセルに関するマナーは?

事情により料金の支払いが遅延した場合は、素直に申し出るようにしましょう。

中には利用していたサイトが使えなくなったり、お見合いができなくなります。あなたが想定した婚活計画にも影響が出てくるので、未払いだけは避けるようにするか、休会、退会を申し出るようにしましょう。

また、結婚相談所では不誠実な出会いを減らすために、お見合いをドタキャンしたり、過度な遅刻をしてしまった場合は、キャンセル料を支払うケースがあります。この場合も、婚活カウンセラーに事情を説明した上で、同じことを繰り返さないように注意しましょう。

結婚相談所スタッフとのコミュニケーションマナー

結婚相談所を運営していると、意外にも無茶なことを言ってくる会員がいます。

例えば、女性カウンセラーに対して、セクハラ、パワハラ発言だと思われることを言ってくる人もいます。

おそらく、そのような人は自分はお客様で、相手は業者という感覚で接しているのでしょう。
しかし、そのような性格がわかった状態で、魅力的な異性を紹介したいと思えるでしょうか。

「お見合いの席でも同じような暴言を吐くかもしれない……」
と思われたら損でしかありませんね。

つまり、お見合い中や交際相手だけに感じよくするのではなく、誰に対しても感じよく誠実にコミュニケーションをできる人がスムーズに結婚できるといえますし、最低限のマナーだと感じます。

この記事を書いた人

結婚相談所「ラポールアンカー婚活サロン」代表。
・1987年2月8日、大阪府枚方市生まれ。地元は静岡県富士市。
・山梨学院大学法学部を卒業後、一部上場のIT企業に就職。
・恋愛相談が趣味で、恋愛や結婚にまつわる話を数多くうかがう。
・独身者や恋愛、結婚に悩む人の助けになろうと、ラポールアンカーを起業。
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