結婚相談所に入会したからには、「短期で結婚を決めたい!」と思っていますよね。
結婚相談所での婚活は、1年以内の成婚を目標にしているところが多くなっています。
なぜかというと、入会されて早い時期のほうが成婚する可能性が高く、活動期間が長くなるほど成婚確率が下がっていくからです。
初めの頃は
「この人と結婚することになるのかも」
とドキドキしながら真剣に向き合っていたお見合いも、回数を重ねるごとに日常になってきて、
「今日の相手がダメでも、また次お見合いすればいい」
「来週もお見合いがある」
「きっと今日もだめだろう」
というように、一度のお見合いにかける真剣度や期待がどうしても下がってしまいます。
そうなると、よほどピンとくる人が現れない限り、お見合いスルーしてしまうようになってしまうのです。
こういう事例を多く見ていると、やはり入会する際には「短期成婚」を意識することが、とても大切です。
「婚活にはお金もかかるし、時間が経つと年も取っていくし、早く出会ってアッサリ短期間で結婚できるに越したことはない」と思いますよね。
短期成婚は「恋愛経験」の有無が重要だった
エンマリアージュでも入会後、アッサリ短期成婚される方がいます。
入会手続きの際にお会いして、次にお会いするのが退会手続きのとき、というくらいあっという間に成婚されます。
一方苦戦される方は真面目にお見合いをしながら、また月に何人かとお見合いが成立してお会いしながらも、1年以上経ってもなかなか真剣交際までも進めないという方もいます。
「モテないタイプ」なのかというと、全くそうではなく、むしろお相手からはアプローチさせるのに・・という方も多いです。
では、ここから「アッサリ短期成婚する人」と「婚活に苦戦する人」の違いと特徴について説明します。
ご自分がどちらに該当するか知っておくことで、結婚相談所へ入会した際、対策ができるかと思います。
短期成婚の秘訣は「人を好き」になる能力が高いこと
【特徴】
・過去に結婚の話が出た相手がいた
・最近までお付き合いしている人、または、好きな人がいた
このタイプの人は、日常の一部に恋愛があります。
恋愛や交際に、時間と労力をかけてきた人たちです。
そして、その相手がいなくなっても、また恋愛や交際の相手を探そうと考えているということは、恋愛や交際が苦痛ではなく、むしろ相手がいる方が自然で、良いことと思っている人です。
恋愛体質とも言えます。
なかでも、これまでお付き合いした相手と結婚の話が出たことがある人は、何かしらの理由でその相手とはダメになってしまったとしても、現実的かつポジティブに結婚を捉えることができていて、一番結婚に近い人だと思います。
最近まで好きな人がいた、という人は片思いで終わってしまった場合、理想が高い可能性はありますが、恋愛体質ではあると思うので、お互いに好きになれる人が現れたら結婚までは早いと思います。
「恋愛体質」についてお話すると、恋愛についてポジティブ、アクティブで、常に好きな人や恋人がいるような人は恋愛体質が強いと言えます。
恋愛体質が強いと、ダメな相手にはまって、恋愛で失敗することもあります。
しかし、好きになれるということは婚活においては有利で、きちんとプロフィール等でお相手の情報が分かってお会いするので、好きになってはいけない相手ということはないですし、好きになってしまえば、結婚まで勢いがつきます。
また、よく言われるように、結婚には勢いも大切です。
つまり短期成婚できる人は、婚活を始める前から恋愛や交際が生活の一部にあり、ただ「出会い」がなく、出会いの場ができれば、アッサリ結婚まで進む可能性があるということです。
婚活苦戦組、実は結婚したくない人だった
【特徴】
・ここ数年、お付き合いした人・好きになった人がいない
・今の生活(仕事・趣味・友達付き合い)が充実している
上記に該当する人は、婚活が苦戦する可能性が高いです。
どういうことなのか、具体的に解説していきましょう。
出会いの機会を作ったとしても、これまで生活の一部に恋愛や交際がなく、また、今の生活が充実しているので、これを変えてもいいと思えるほどの相手が現れないと踏み込めないので、必然的にハードルが高くなります。
女性で「早く結婚したい」と言っているのに、交際にすすむと自分の趣味を優先する人、仕事を優先してしまう人、多く見かけるのではないでしょうか。
結婚相談所の会員でも、実際に多く見かけます。
日常生活が充実しているのは良いことですが、婚活期間中は婚活に集中し、それ以外のことは一旦、優先順位を下げるようにすると良いでしょう。
婚活は「短期集中」が勝負です。
また、婚活に苦戦するタイプだと分かった場合、どうしたらよいでしょうか。
成功が見えると逃げる心理とは
現状維持バイアスという聞いたことはありますか?
これは、「頭ではこうした方がいい」と分かっていても、新しいことや変化を恐れて、現状に固執してしまう心理のことです。
人間の本能とも言われていて、未知のものを「リスク」と捉えて、身を守るために変化をブロックしようとするそうです。
また、変化を受け入れるには、現状より変化することの方が4~7割ほどメリットがあると感じる必要があるとも言われています。
つまり、今の充実した生活より4~7割もメリットがある結婚でないと踏み切れない、ということになります。
これまで多くの婚活をされている方をサポートしているなかで、現状維持バイアスという壁にブロックされる場面を何度も見てきました。
「いい人がいれば明日にでも結婚したい」
と話していたのに、
いざ、いい人と思える人と出会って、お相手もアプローチしてきてくれて、
「もしかすると、このまま結婚までうまく行くかもしれない・・」
というところまで来たとき、
突然、逃げるかのように、お相手の悪いところやお断りする理由を探そうとします。
交際に失敗すると安心する心理
前章のような、成功が近づくと逃げる心理の人は、
交際を終わらせたときに、ほっとしているんです。
まさに本能的に現状を守り抜いた(変化というリスクを避ける事ができた)、ということです。
余談ですが、
マリッジブルーも現状維持バイアスの、典型的な例だと言われています。
※マリッジブルーとは
結婚間近で幸せな状況なはずなのに、突然不安を覚えて結婚から逃げたくなる心理状態。
逆に、恋愛体質で常に恋人や好きな人がいる人は、その状態が日常なので、むしろ現状維持バイアスによって相手がいなくなると、次の相手を探そうとしているのではないかと思います。
では、婚活に苦戦するタイプの人が、
この現状維持バイアスに打ち勝つにはどうしたらよいでしょうか。
結婚しない事のデメリットを書き出す?
対策として大事なのは、
現状維持バイアスが働いていることを自覚することです。
結婚したいと思っていたのに、なぜか結婚が遠ざかるような行動をとりたい気持になったとき、
「これは現状維持バイアスが働いている!」
と気づくことです。
そして、この心理に従っていると、いつまでも現状、つまり未婚を維持することになる、と自分に言い聞かせてください。
オススメとしては、事前に「結婚しないことのデメリット」を書いてことです。
例)
・友達みんなが結婚したら遊ぶ人がいなくなる
・周りが子供や孫に囲まれているときに自分は一人ぼっちかも
・自分が病気などで仕事ができなくなったら生活できない
そして、現状維持バイアスによって、近づいた結婚から逃げそうになったときに、読んでみてください。頭では本気で結婚したいと思っていることを、心まで届けてください。
それから、助言してくれる人の存在も大切です。
素直に助言を受けることも大事
未知の結婚や生活の変化が不安でも、
「大丈夫!」
「ずっと結婚したくて頑張ってきたんでしょ!」
と背中を押してくれる存在がいれば、乗り越えられるかもしれません。
そのためにも、家族や友人、そして結婚相談所の担当カウンセラーを頼ってください。
エンマリアージュでも、このタイプで結婚した方もたくさんいます。
ただ、自分がそのタイプかもしれないと分かっていれば、
もし苦戦したり悩んだりしたときには、
「私はそういうタイプだから仕方ない!」
と割り切って、人より少し苦戦しながらも、結婚することを諦めずに婚活を頑張ることができるのではないでしょうか。
皆さんの幸せな結婚を応援しています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。