結婚できるマッチングアプリ「アーチャーズ」について、代表の杉江さんにお話しを伺いました。
語り口はとても優しく、初対面なのに話しやすさを感じました。
杉江さんは名古屋で結婚相談所プリヴェールを創業し、東海地区No.1にまで育てたやり手の経営者。
だからこそ、結婚できるマッチングアプリを作ることが出来た、とも言えます。
2020年にArchers株式会社を設立した際は、第二子の臨月という時期なのは、驚きです。
この事だけを見ても、アーチャーズに賭ける熱い思いと、使命感を感じ取ることが出来ます。
アーチャーズは米ウーバーに啓発を受け、婚活版C2Cマッチング(一般消費者間の取引)を思いついたとのこと。
簡単に言うと、2種類の登録者がお互いにWin-Winとなる関係です。
・メンバー:婚活する人
結婚相談所のノウハウで、結婚できるようサポートできる仕組みでかつ、結婚相談所よりも格安のサービスを受けられる
・アーチャー:婚活サポーター
ご縁を取り持つのが趣味で世話好きな人や、恋愛経験豊富でアドバイスできる人。
メンバーをサポートすることで、収入を得る事ができる。
名称 | Archers 株式会社 |
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代表 | 代表取締役 : 杉江 綾希子 |
事業内容 | 婚活C2Cサービス |
住所 | 〒113-0022 東京都千代田区平河町2‐5‐3 |
「アーチャーズ」名称の由来とは?
「Archer」は弓の達人(射手)という意味で、恋の弓矢を放つキューピッドから連想して名付けました。
すなわち、「マッチングの達人」という事で、
「アーチャー」という名前を新しい職業として世界中に広めていきたいと考えています。
「人と人を繋ぐ架け橋になる会社」として、社名も「Archers株式会社」です。
サポーター事前登録は定員超え!
事前登録は100名を募集させていただいたところ、2週間足らずで123名の方からお申込みをいただきました。
アーチャ―登録には審査がありますので全員の方がご登録できるわけではないのですが、審査に通過し次第アーチャーとしての活動が始まります。
割合としてはプロの方が1~2割ほどで、8~9割が「自分もマッチングアプリで結婚しました」という経験者の方や、
「少しでも自分の経験が誰かの役に立てたら」という温かい想いの方が多数ご登録いただいています。
アーチャーズvs対結婚相談所/メリット・デメリットは?
結婚相談所のデメリットは「料金が高い」に尽きると思います。
それゆえ、会員数もマッチングアプリのように集まりにくく、
「高い料金を支払ったのに理想の相手と出会えなかった」という方がどうしても多くなってしまう点が、
最大のデメリットです。
結婚相談所のメリットとしては、プロが親身にサポートをしてくれ、
さらに入会には身分証だけではなく「独身証明書」「収入証明書」「卒業証明書」も必要なため、
身元が確かであることを結婚相談所が保証をしてくれるという安心感にあります。
アーチャーズのメリットは結婚相談所に近いサービスを、
「完全成果報酬型」で利用出来る点です。
結婚相談所は、
「入会金が10万円前後」
「月会費が1万円前後」
という価格が一般的なので、それが一切無料という点は大きいと思います。
もう一つは、「サポートをお願いしたいアーチャー(婚活サポーター)を選ぶことが出来る」という点です。
個性豊かなアーチャーが登録をしているので、自分に共感してくれそうな人が良い、
尊敬できそうな人が良い、等、どんな人にサポートをしてほしいかを選べる点も大きいです。
また、合わなければ「マイアーチャーを解除する」という事も可能です。
アーチャ―という婚活サポーターはプロではない人が多いですが、
「誰かの幸せに貢献したい」
という温かい気持ちで登録をしてくれています。
そして「成婚率が高い」仲人は、人の幸せを心から願う気持ちの強い人です。
それは経験やスキルよりも重要である事を、結婚相談所を経営してきた経験から見てきました。
アーチャ―(婚活サポーター)に、高級ホテルのような接客を求めるような方には合わないかもしれませんが、
アットホームな民泊のような雰囲気が好きな方にとっては、十分ご満足いただけるサポートが待っていると思います。
結婚相談所12年のノウハウが詰まったアプリ
マッチングアプリでは結婚が出来なかった人が、
結婚相談所に入会後、一人目のお見合いで、すんなりと結婚していく人を沢山見届けてきました。
マッチングアプリと結婚相談所の最大の違いは、
「マッチングまでをサポート」と、
「成婚までをサポート」の違いにあります。
マッチングアプリではマッチング後、2回目、3回目とデートの約束をして、
ベストなタイミングで告白して交際が始まり、
相手の温度感を探りながら結婚へと進めていくという事を全て自分で行う必要があり、
この過程の中で何か一つでもミスをすると終了となってしまう難しさがあります。
結婚相談所の良い所は、
「ここからは交際になります」
「そろそろ交際して3ヶ月なので成婚になります」と、
仲人が仕切って二人の関係を進めていきます。
だから結婚が決まるのですが、
「自分たちの恋愛なんだから、そこまでは介入しないでほしい」
というのがユーザの正直な気持ちです。
アーチャーズでは、結婚相談所のようにルールに縛り付けないで、
自由な恋愛が出来る状態でありながら、「自然と結婚までの流れに乗っていく事が出来る」
という点を意識して開発しました。
具体的にはマッチング後、
『初めてのデートの後に返事を入力する機能』があります。
これにより、お互いが「また会いたい」と返事をしたユーザー同士が
「両想い中」というステータスとなり、
交際が決まったら報告をしてもらう仕組みになっています。
この過程で、アーチャーに相談したい時は、自由に相談をすることが出来ます。
そして交際中となったら、他の方とはマッチングが出来ない「交際モード」となります。
交際後、婚約報告をすると婚約モードへ変更になります。
「結婚に繋がるマッチングアプリ」の完成に繋がりました。
4つの課金ポイントと報酬%を解説
・アーチャー(サポーター)→お金を受け取る側
自分から申込みした相手とトークを開始する為に必要な「①マッチング成立料」(相手からの申込みを受ける側は無料)
初デート(コンタクト)の日にアーチャーに一緒についてきてほしい場合に支払う「②コンタクト同席料」
交際が成立した時に支払う「③交際成立料」
婚約が成立した時に支払う「④婚約成立料」
の4つが課金ポイントになります。
このうち、コンタクト同席料・交際成立料・婚約成立料の3つは15%が事務局手数料となります。
アーチャーの報酬設定は自由
はい、アーチャーは自らの料金を設定することが出来ます。
「誰がやっても同じサービス」ではなく、自らの個性を生かして仕事をするという点で、
非常にクリエイティブな仕事でもあります。
その為、アーチャーは自らの料金を自分で設定し、メンバーはアーチャーの設定金額を承知の上でマイアーチャーとして依頼するという形になります。
アーチャーの評価を知る
アーチャーの実績は、
・コンタクト成立回数
・コンタクト同席回数
・交際成立回数
・婚約成立回数
がプロフィールから閲覧できるようになっています。
さらに、メンバーは課金をする際にアーチャーへの評価を行いますので、メンバーからの評価や口コミを確認することが出来ます。
メッセージ交換だけで終了しない仕組み
グループトークは、どういう仕組ですか?
マッチング後、申込側のユーザーが課金をすると
「お互いのアーチャーを含めたグループトーク」が開始します。
そこで、アーチャーが日時や場所の設定をサポートしますので、
メッセージのやりとりだけで終わってしまう、というケースを最小にすることが出来ます。
アーチャーは乗換可能
はい、可能です。
「マイアーチャー解除」というところから申請をすることが出来ます。
アーチャーとメンバーも、人と人なので相性の問題があると思います。
アーチャーとのマッチング方法
メンバーは、アーチャーのプロフィール一覧を見ることが出来ます。
フリーワード検索や、お住まいのエリア、料金、実績からも検索が可能です。
自己紹介の内容を見て
「この人にお願いしたい」
とピンとくればマイアーチャー申請をしていただき、
分からない、という方は立候補があったアーチャーの中から選ぶこともできます。
また、自分の信頼できる友人に、アーチャー登録をお願いすることも可能です。
出会いはアーチャーを通じてのみ
メンバーはアーチャーからの紹介でしか、出会うことが出来ない仕組みです。
ユーザーとしては「沢山の方のプロフィールを自分でも選びたい」というニーズがあるのは重々承知しているのですが、
結婚相談所の経験を活かし、「敢えて見ることが出来ない」仕様にしています。
「芸能人を見るような感覚」と「自分の隣にいてくれる人を探す」のでは全く違うのですが、
全ての方の中から選ぶというやり方は、相手の希望に自分が当てはまっているか?
ということよりも、
「芸能人を見るような感覚」で選んでしまいがちです。
それによって上手くいかないと悩み、婚活に疲れていってしまう方をたくさん見てきました。
メンバーも無料で利用できる?
マイアーチャーがいる状態であれば、無料でも両想いまで進むことが可能です。
マッチング成立料とは、申し込みをした側のユーザーが、マッチング成立後、トークに進むために支払う費用です。
つまり、相手からの申込みを受ける側のユーザーは無料になります。
そして、コンタクト同席料とは、アーチャーに同席を依頼する場合にのみ支払う費用です。
同席を依頼しない場合は発生しません。
交際成立料は交際になったら支払う費用なので、つまり交際になる一歩手前までは、無料でご利用も可能です。
男性、女性の料金による違いはありません。
今後の展開や目標
日本国内だけでなく、世界中で展開していきたいと考えています。
「アーチャー」という職業が国際的な職業として一般化し、
個人と個人の繋がりの中で、アーチャーもメンバーも、沢山の方の幸せに貢献できれば幸いです。